薬剤乱用頭痛への移行が疑われます
頭痛が起きた際に自己判断で鎮痛薬を服用するという人は多いと思いますが、実は危険をはらんだ行為です。月に10回以上も鎮痛薬を服用しているといったケースでは、肉体的にも精神的にも薬への依存が疑われます。鎮痛薬の飲み過ぎは、薬の効き目を低下させるだけでなく、頭痛の症状を悪化させることにもつながります。まずは頭痛の原因を追求して可能な限り排除し、薬に頼ることなく頭痛の発生を抑えられるようにすることが大切です。
緊張からの解放により症状が現れる、片頭痛の可能性があります
勤務や授業による緊張から解放される休日やアフターファイブに頭痛が発生するという場合には、セロトニンの減少により血管が拡張することで発生する片頭痛かもしれません。ズキズキと脈打つような痛みであれば、さらにその可能性が高まります。片頭痛では、薬物療法により血管の拡張を調整することで、症状をコントロールできることがあります。まずは一度ご受診ください。
頭痛や吐き気が長く続くようなら受診を
軽くぶつけた程度であれば心配ないことも多いのですが、頭痛や吐き気などの症状が長く続いて治らない場合には、一度受診をしてMRIやCTスキャンなどで脳内の状態を確認することをおすすめします。また、ぶつけた直後に気絶したり記憶をなくしたりしてすぐに回復した場合にも、脳震盪の可能性が考えられますので念のため検査をおすすめします。
めまいのなかには危険なものも。続く症状は一度受診を
めまいにはさまざまな症状がありますが、なかには脳出血や脳梗塞などの病気に起因するものもあります。症状のみでめまいの原因を特定することは難しいものですので、たびたび症状が起こるようでしたら、一度画像診断で脳内の状態を確認されてみてはいかがでしょうか。